児童手当(旧:こども手当)は4ヶ月に1回、
指定の銀行口座に振り込まれてきますが、このお金どのように活用されていますか?
貯金している人、食費に消えている人、子供の習い事費用となっている人、
などなど様々だとは思いますが、
今回は、
児童手当を学資保険に充ててしまうパターンは危険かつおすすめしない!という理由を紹介していきます!
そもそも学資保険とは?
そもそも学資保険って何?という人もいますよね。
簡単かつ端的に説明をすれば、
将来子供がお金を必要とした時に備えて
毎月決まった額のお金を払い満期のタイミングで給付金を受け取る。というようなもの。
つまり、
積立型保険と言っても過言ではありません。
学資保険を検討してもいい人・すべき人
イメージを持ってもらうために
ザックリとした数字を使って説明したいと思います。
学資保険というのは
各生命保険会社が、名を変え手法を変え
色々と商品を開發しているわけですが、おおよそ・・・
月額10,000円前後の支払を
子供が高校を卒業するタイミングなどに合わせ15年前後続け、
満期となったタイミングで給付金として支払われる。
その支払われる総額は、
支払総額×110%前後。
月1万円を1年間続けると、12万円。
12万円の支払を15年続けると、180万円。
で、
総額180万円を15年掛けて支払った時に
15年後のタイミングで200万円くらいになって返ってきますよ。というもの。
この数字は、
適当な数字を持ってきていますが
イメージは上記のようなものになっています。
では、
どのような人は
この学資保険に入るとメリットがあるのでしょうか?
- 子供の将来の学費のためにお金を貯めたいが貯金以外の方法が分からない
- 貯金しようと思うが、ついつい使ってしまい思っているように貯金が出来ない
このように、
貯金できる金銭的な余裕があるはずなのに
ついつい自分自身の意志が弱く毎月毎月貯金ができない!というタイプの方。
そのような方は、
こういった学資保険など
毎月定額を強制的に引き落とされるタイプによって
将来の財源を作る!というのも1つの手であります。
ただ、児童手当で学資保険は危険!そのリスクとは?
では、
学資保険を検討されている方の中で
もっとも危険であると思われるパターンをご紹介します。
結論から言ってしまいますが、
それは・・・
【児童手当を学資保険の支払として頼ってしまうパターン】
なぜこのパターンが危険なのか?分かるかとは思いますが、
学資保険というのは、契約期間の満期まで支払をすることで
支払った額の100%以上の金額を返戻してくれます。
一方で、
契約期間内に
保険の契約を解除してしまった場合、
元本保証はなく、300万円払ったけど250万円しか返って来なかった!ということも往々にしてありえます。
つまり、
一度学資保険をスタートさせてしまえば
契約期間の最後まで支払を続けないと大損することになります。
そんなことになるのであれば、
最初から少しでも利回りの良い銀行に預けて置いたほうがマシ!ということになってしまいます。
でも、
この学資保険の支払を
児童手当で賄っていた場合どうなりますか?
すぐに来月がヤバい!ということにはならないと思いますが、
児童手当が貰えるのは中学校卒業年度の3月31日までです。
また、
児童手当の制度が
今の状態のまま未来永劫続くわけではないですから
一人あたりの支給額を減らします!!と国が決めたらどうしますか?
収入が安定していて
毎月貯金が出来ているような家庭であれば問題ないですが
ギリギリの生活をしていて、学資保険を支払う財源が児童手当しかなかったらどうなりますか?
減額によって、
学資保険を支払うことができず
学資保険の契約解除。
支払った金額よりも
相当少ない総額でしか戻ってきません・・・
ということで、
児童手当頼みの学資保険はやめておくことをおすすめします。
それよりも
解約なんていう概念がなく
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